面接

【面接、官庁訪問編】サラリーマンから半年で国家公務員総合職に合格した勉強法

コンピテンシー型面接とは?

国家公務員試験の総合職・一般職の二次試験、官庁訪問もコンピテンシー型面接で行われます。コンピテンシー型面接とは、英語の「competency:何かを効率よく、上手にこなすことができる能力」から由来しています。既往の研究によって、学歴や知能は仕事の能力(業績の高さ)とさほど相関はないということが分かっています。つまり、筆記試験の結果が飛び切り優秀だったとしても仕事で優秀な成績が残せるとは限らないので、このコンピテンシー型面接を行うことで真に優秀な人材かどうかを判断しているというわけです。

採点基準は?

採点基準そのものを確認したわけではありませんが、実際に面接を受けてみて、採点基準についての面接官の印象的な言葉がありました。それは、「我々もプロの面接官ではないので、評価をするのはすごく難しい。ただ、大事にしているのは今後一緒に働きたいか」というもの。面接官は、現役の総合職、一般職の職員で、その職員が採用活動を行うのは2~3年だけです。つまり、採用後は一緒に仕事をすることになりますので、仕事をする上での誠実さや、精神的なタフさ、社交性などを、今後一緒に働いていく同僚としての目線を交えつつ評価しているのだと思います。

実際に何が聞かれるか?

では、実際に何を聞かれるのかというと、基本的には事前に提出する面接カードに沿って質問されます。それを逸脱するような質問はほとんど来ないので、大事なことはこの面接カードの内容をできる限り掘り下げておくことです。

具体的には、以下のような質問がされました。

  • 志望動機は何か
  • 大学での研究、ゼミについて
  • 今まで経験した困難を挙げ、それをどのように解決したか
  • 今までの経験の中で、今後の仕事に活きると思うものはなにか
  • 総合職又は一般職を志望した理由
  • 民間ではなく官庁を志望する理由
  • 興味のある又は取り組んでみたい政策  など

これらの回答の内容によって、話題がさらに深掘りされていきます。しかし、面接時間は15~20分程度と短いので、この時間でいかに面接官に印象を残せるかがカギになります。事前にしっかり準備した回答でなければ短い時間で自分の伝えたいことを十分伝えることが出来ません。私の場合、想定される質問を30問くらい用意し回答を準備しておいたので、面接中に答えに詰まることはほとんどありませんでした。また、本番直前には自分の回答を実際に声を出してシミュレーションするのをおすすめします。私は本番前に2時間ほどカラオケ店に入り、本番を想定してシミュレーションをしました。

自分の経験に基づいて話す!

私が面接で気を付けたことは、とにかく自分の経験に基づいた回答をすることです。付け焼刃の知識の回答よりも、自分の経験に基づいた回答の方が圧倒的に説得力を出すことができます。

例えば、以下のようなことを話に加えることで説得力を増すことが出来ます。

  • 大学の研究、部活動、仕事等で感じたこと
  • OB訪問、職員訪問、インターンシップ等で感じたこと
  • 民間企業の職員と話して感じたこと など

官庁のみを志望する方でも、比較のために民間企業の情報に触れておくのが良いと思います。例えば、「官庁のみを志望していましたが、知見を広げるために民間コンサルのインターンに参加しました。その結果、やはり自分のやりたいことは民間よりも官庁の仕事だと感じました。その理由は~」というように、できればインターンやOB訪問などで実際に見聞きした情報の方が、より説得力を増すことが出来ます。

面接、官庁訪問対策は予備校に通うべき!

面接対策では、予備校の面接対策講座に申し込むべきです。自分の話し方や内容についてフィードバックを得られる場を設けられるかどうかで面接の出来が大きく変わってきます。私の場合、面接対策のためだけに予備校に申し込みました。平日は定時後にやっている講座がなかったのであまり回数は通えませんでしたが、それでも得られた意見やアドバイスは非常に貴重でした。特に、社会人の方は学生よりも圧倒的にフィードバックの場が少ないので、休日などを利用して予備校に通うことをおすすめします。

まとめ

面接、官庁訪問では自分のことを話すのだからあまり対策は必要ないだろうと考える方が多いように感じますが、面接、官庁訪問こそ準備が大切です。たまに全く準備をせずに臨んで合格する方も確かにいますが、面接官との相性がよほど良かったなどのかなりのレアケースです。参考にするべきではありません。自分の考えや経験を短く端的に伝えるのは思いのほか難しく、ましてやその場になって思い浮かぶ答えなどたかが知れているので面接官に刺さるはずがありません。当日までの期間を十分に活用し、万全の準備を整えましょう。